朝鮮民主主義人民共和国の旅

観光コースで行くアジア・北朝鮮編

2000年8月15日(火 )5日目  NEW リニューアル画像(2007.06.10)


高麗航空816便ソウル行(平壌空港)

待合室へ向かう離散家族一行

記念撮影をする一行

高麗航空JS-816便(ソウル便・戦後初)

平壌最後の日 離散家族一行と遭遇
 あっという間に5日間が過ぎた。今日は最終日。最終日といっても観光はなく、平壌空港から帰国の途につくだけである。7時30分、3日間滞在した羊角島ホテルを後にして空港に向かった。約30分で到着。ターミナルビルに入り搭乗の手続きをしてもらう。出発の掲示板で高麗航空833便名古屋行きの確認をしていると、一番下にSEOULの文字が目に飛び込んできた。8月15日韓国と北朝鮮と離散家族の対面があるとは聞いていたが、どうもこの便がその一行が乗る飛行機らしい。南北分断後、北朝鮮の航空機が韓国に着陸するのは今回が初めてだそうだ。みんなが記念にシャッターを押した。搭乗の手続きも終わり、税関も書類なしにクリアー。2階の搭乗待合室に移動した。ここで初めて、添乗員の高さんに私たちのビザを見せてもらった。入国時に発行してもらえるとは聞いていたが。今になって初めて見るとは。国交がない割には結構いい加減か。通常は一人につき1枚発行されるようだが、今回はチャーター便の団体と言うことで、ツアー12人全員分が1枚になっものが発行されたらしい。まだしばらく時間があると言うことで、売店に走る。お土産品といってもたいしたものは売っていない。民芸品・高麗人銀・工芸品・タオルぐらいで定番のTシャツは全くなかった。人気があったのは手頃に買える切手や絵はがき、バッチ、ガイドブック、地図、CD、ビデオと言ったところ。そうこうしているうちに、1階から大勢の人がやって来た。これからソウルへ向かう離散家族の人たちだ。報道陣がその周りを取り囲み映像を撮っている。高さんいわく、「これビデオに撮って日本のマスコミに売れば高くで売れるぞ。」一行は別の待合室に入っていった。9時20分出国審査を受ける。搭乗券にスタンプを押してもらい、簡単にクリアー。パスポートにスタンプがない代わりに、メモ帳に押してもらえるらしいと聞いて、みんなで紙切れを差し出す。スタンプ1個ゲット。こんな気前のよいイミグレーションが他にはあるのだろうか。出国審査を出たところに一応免税店がありお酒などを販売していた。1階に降り、バスに乗り込む。200m足らずの所に飛行機が止まってるのだがやっぱりバスで移動。ちょうどその時、国旗掲揚台付近で記念撮影をする離散家族一行の姿があった。これから数時間後に肉親との何十年ぶりかの再会が待っているのだろう。その人たちの様子は、帰国後テレビで見られるだろう思いながら飛行機の乗った。
  9時40分、定刻通りに高麗航空833便は平壌空港を離陸。12時ちょうどに名古屋空港に着陸しました。写真撮影枚数204枚


高麗航空JS-833便(名古屋便)NEW


登場を待つ離散家族NEW

おしまい
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