The DPR Korea Travelogues
朝鮮民主主義人民共和国の旅
観光コースで行くアジア・北朝鮮編
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2000年8月13日(日 )3日目午前の部 NEWリニューアル画像
万寿台大記念碑万寿台大記念碑 やっぱり大きかった
今日は、いよいよ平壌市内の観光である。ホテル内でバイキングの朝食をすませ、8時45分にホテルを出発した。10分程度で万寿台大記念碑に到着。昨夜も夜景ドライブの時にすぐそばを通ったが、間近で見ると象の大きさには圧倒される。1972年、金日成主席誕生60周年に建てられたものだ。周りにある塔も含めて20m以上あるそうだ。観光客以外にも多くの市民が詰めかけ、献花の順番を待っている。何十人もの人がきちんと整列をし、像の前まで行くと音楽とアナウンスが流れる。それに従って、献花が行われるシステムになっているようだ。私たちも像の前で一列に並び代表が献花、一礼をする。この時は音楽は流れなかった。市民の時だけのようである。記念撮影をした後、凱旋門に向かった。
凱旋門パリよりも大きい凱旋門 写真に収まらない!
9時25分凱旋門到着。万寿台記念碑からはすぐ北側に位置する。1982年竣工。1万個余りの花崗岩で築かれ、高さ60m、正面幅52.5m、側面幅36,2m、アーチ門の高さ27mの大きさ。正面には金日成主席が、祖国光復の途につき成し遂げるまでの年代「1925」「1945」の数字が大きく刻み込まれている。案内の女性(当然チョゴリは着ている)から説明を受けた。この付近は道路も綺麗に舗装がしてある。あまりに大きいのでずいぶん後ろまで下がらないと全体が写真に収まりきらない。50mほどさがって1枚パチリ。車も少なく道路の中央付近から撮影することができた。
柳京ホテル(左)
祖国解放戦争勝利記念塔 巨大建造物2つ
9時45分続いて、朝鮮戦争勝利記念40周年記念の1993年に建てられた記念塔である。万寿台や凱旋門ほどの大きな記念塔はなく、広々とした園内の中央に勝利塔、2つの記念碑、10の群像が整然と建ち並んでいました。ここでも係りの女性に説明を受けましたが、軍人らしく軍服を着ていました。写真左側のピラミット型の建物は財政難で建設が止まったままの柳京ホテル。左の写真は2003年5月6日テレビ朝「ニュースステーション」で紹介されました。
チュチェ思想塔
人民大学習堂(チュチェ思想塔から)チュチェ思想塔 エレベーター止まる!
10時10分、平壌市内でもひときわ目立つ大きな塔、チュチェ思想塔に到着。塔に登る前に、いつものようにチョゴリ姿の女性から説明を受ける。1982年、金日成主席誕生70周年に建てられたのもだ。「塔の高さは170m。縦が何m、横が何m、石の数が何個で、・・・」すべての長さ、大きさにはそれなりの意味があるそうだ(聞いたけど忘れてしまった)。塔の近くで記念撮影をした後、いよいよエレベーターで150mの頂上展望台へ。エレベーターの入り口には売店があり、ミネラルウォーターを購入。そしてエレベーターに乗り込む。途中で停電でもあったらという心配もあったが何もなく最上部に到着。扉が開く。1mぐらいの高さまで石の囲いがあるだけでガラスもなく、平壌市内が一望できる抜群の眺めだ。すぐそばを流れる大同江には噴水が上がり虹色に輝いて綺麗だ。この大同江は冬場は完全に凍り付くそうで、氷の上を歩いて渡るそうだ。「冬は橋がいらない?」と、言っていた。川向こうの正面には人民大学習堂、その前の金日成広場ではマスゲームの練習をする子ども達の姿がありんこのように見える。20分近く平壌市内の景色を楽しんだ後、エレベーターを待ったがなかなか来ない。実は、エレベーターが停電で、途中で止まっていたらしい。乗っていた人は大変だっただろう。下りは何事もなく、地上に戻ることができた。
朝鮮労働党創建記念塔朝鮮労働党創建記念塔 ハンマー・鎌・筆?
11時30分、朝鮮労働党創建記念塔に到着。1995年に、労働党創建50周年の記念に建てられたまだ新しい記念塔である。記念塔には労働者、農民、インテリを象徴したハンマー、鎌、筆の石像が中央に建ち、その周りに「朝鮮労働党万歳」というスローガンが書かれている。その塔の後ろにある2つの階段状の建物は、国旗がなびく様子を表しているとのことです。
平壌冷麺と平壌ビール
玉流館 NEW名物・平壌冷麺 おかわり・デザートつき!
ちょっとハードスケジュールの市内観光の後は、名物・平壌冷麺の昼食。先の南北会談で金大中さんも食事をしたと言う玉流館へ向かった。昼食時とあってか、観光客・平壌市民で建物周辺も順番待ちの人でいっぱいだ。私たち一行は、日差しさえなければ最高の場所であるテラス?の席に案内された。ビールで乾杯、前菜のあといよいよ冷麺の登場。韓国で食べた冷麺よりあっさりしていてまあまあのお味。1杯も食べきっていないうちからおかわりが登場。もったいないからと進められ、結局2杯食べてしまった。添乗員の高さんは「私は冷麺は好きでないんです。それよりここのアイスクリームの方がお勧めです」と言っていた。
2000年8月13日(日 )3日目午後の部
万景台革命史跡地 親子でガイド!
午後ホテルで一休みした後、平壌郊外にある金日成主席が誕生した地、万景台を観光する。万景台には金日成主席の生家が当時の姿そのままに保存されていて、家を取り囲むようにして公園が整備されている。生家には当時使われていた農機具や一家の写真などが展示されていました。生家を見学した後、小高い丘をあがり万景峰へ。すぐ下を大同江が流れ、遠くに平壌市東側の新しい高層アパート群が眺めることができる。案内をしてくれた女性に3歳ぐらいの女の子がまとわりついて離れなかった。聞いてみると母親だということだった。
豪華地下鉄ホーム平壌地下鉄体験乗車 超、でらっくす〜!
15時20分、楽しみの1つであった地下鉄の体験乗車。まず、改札口で市内の路線図の説明を受ける。10チョンコインをもらい自動改札を抜ける。駅員は女性だ。改札を通ると長いエスカレーターで地下に。高速運転でも降りるまで2分30秒もかかった。これでいかに深い所を地下鉄が走っているかがわかってもらえると思う。ホームは広く、天井も高くシャンデリアが下がっている。壁には一面に絵が描かれていた。電車自体は豪華さはなく、各車両には金日成主席と金正日総書記の肖像画が飾られていました。
マスゲームの練習(博物館前)
郊外から平壌市内を臨むNEW朝鮮美術博物館 朝鮮芸術に浸る?!
ここは当初の予定にはなかったところです。添乗員の高さんも初めて入館すると言っていました。人民大学習堂の向かいにあり、博物館前の広場では、マスゲームの練習をする子ども達でいっぱい。その中を私たちのバスは突入し、玄関前に車を横付け(ちょっと申し訳なく)。館内は写真撮影禁止。やはり節電しているためか、館内は薄暗く蒸し暑い。中には古墳壁画から現代朝鮮画までかなりの作品が展示されていました。1時間ぐらいかけて見学、朝からのハードなスケジュールで、外に出たときは足はがくがくでした。
ホテルに帰る途中、マラソンで有名になったチョンソンオク選手のベンツとすれ違いました。1日目のスケジュールが変更になった分、そのしわ寄せが今日になったのでしょう、盛りだくさんの平壌市内観光でした。夕食は羊角島ホテルの最上階の回転レストランで朝鮮料理いただきました。この日のビールは中国産の朝日ビールでした。明日はいよいよ1年ぶりの板門店です。
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