ターミナルビルに入ったのは１７時過ぎです。あわてて入国カードを記入し入国審査に並びました。こういうときに限って行列ができているのもです。１０分弱で、問題なく通過。預けた荷物がないので、そのまま税関を通過し、銀行の窓口に直行。日本円を元に両替。１元は約１３円でした。この時点で１７時２０分。最終は１７時３０分です。リニアの乗り場は２階の連絡通路からと、ガイドブックに書いてあります。元の札束をわしづかみにして、エスカレーターを一気に駆け上がりホームに向かいます。これを逃すとバンドまでは、バスかタクシーで向くことになります。かなり焦っています。１７時２５分、チケット売り場にたどり着きました。あたりは人もまばらで、ガラーンとしています。もうだめかなあと思いつつ、「ワンウｪイチケット」と言うと、何とかＯＫでした。改札を抜けて、やっとのことでホームにたどり着くことができました。列車はまだ入ってきてはいませんでしたが、すぐにホームにやってきました。乗客は少なく、余裕で座れます。車内は新幹線と似ていますね。３人がけの椅子が左右にあって、ゆったり座ることができます。１７時３２分。ゆっくりと発車しました。乗車時間はたった８分。最高時速４３０ｋｍで、地下鉄２号線龍陽路駅までの乗車です。車内に時速表示が出るので、何キロ出ているのかわかります。時速３００ｋｍぐらいまでは振動も少なく、乗り心地もよかったですが、４００ｋｍを超えると、かなり横揺れを感じます。ぶっ飛んでかないかと、少し怖かったですね。龍陽路駅で下車し、タクシーでホテルまで向かうことにしました。駅前に出ると運転手の方から声をかけてきましたが、ホテルの名前と場所を言うと２台に断られましした。あとで分かったのですが、バンドに行く地下トンネルに規制があって、タクシーのナンバープレートによって、通行できる日とできない日があるとのこと。おそらくこれで乗車拒否されたのでしょう。たぶん。３台目でようやく乗車できました。ただ運転手はホテルの場所が分からないらしく、とりあえず目印になるブロードウエイマンションまで行ってもらうことにしました。

　上海銀波大酒店
　ブロードウェイマンションに到着したのは１８時２０分でした。ブロードウェイマンションはかつて、上海のランドマーク的な存在だったようで、バンドを向いて立てられているので、部屋からは景色が一望。逆にバンドからはとても目立つところに建っています。ホテルのドアマンにメモを見せ、場所を聞いてみました。すると右に曲がってまっすぐ行けばあるとのこと。ちょうどブロードウェイマンションの裏手に、上海銀波大酒店はありました。１階にはコンビニとカフェもあり、ビジネスホテル以上の設備です。結構大きなホテルですが、どのガイドブックにも載っていません。インターネットで調べても、ほとんどヒットしてきませんでした。支払いは元の現金払い。１泊２１０元（２７００円）ですが、２泊分とデポジットで７００元を要求されました。デポジットは、チェックアウトの時に返してもらえます。フロントは英語と中国語しかだめでした。部屋は最上階１０階の１０１７号室。２，３年前に改装されたらしく、とてもきれいな室内でした。ミニバーに中国茶、カップ麺も置いてあり、アメニティーグッズも揃っています。唯一ないのが冷蔵庫。これで２７００円なら、超破格の料金です。
もう日も沈み１９時近くになっていたので、早速夜のバンドに行ってみることにしました。