セントレアで航空無線
更新日2007.06.02
セントレア航空管制受信感度NEW
空港で飛行機の離発着を見学するのは、旅行に出かけたときの楽しみの一つです。さらに受信機(レシーバー)があると、飛行機と管制官のやりとりを聞くことができ、さらに臨調感を味わうことで、搭乗までの時間を過ごすことができます。エアバンド(航空無線)は一般に、管制官とパイロットとの交信のことを言い、通常英語が使われます。これらの交信以外でも、カンパニーラジオは各航空会社とコックピットとの連絡用に日本語で行われます。また、地上波業務無線では、空港内の連絡用にグランドホステスさんたちがトランシーバー片手に業務をこなしている様子を聞くことができます。
エアバンドを受信することは、違法ではありません。しかし、受信内容を第三者にもらしたりインターネットで公開すること電波法で禁じられているのでしてはいけません。
1、航空管制
セントレア航空管制周波数(基本的に英語。AMモード) | |||
CLR | クリアランス | 121.85Mhz | 出発する航空機に対し、管制から承認を与える |
GND | グランド | 121.80Mhz | 滑走路以外の場所を走行する際に、航空機と車両に指示を与える |
TWR | タワー | 118.85Mhz | 航空機に対して、離発着の指示を与える |
DEP | デパーチャー | 120.00Mhz | 離陸した航空機を、指定された航空路まで誘導する |
APP | アプローチ | 121.05Mhz | 着陸する航空機に対して、航空路から滑走路まで誘導する |
ATI | 航空機の発着に必要な最新の気象情報・空港の状況等の情報を提供 |
デパーチャー(出発) | アプローチ(到着) |
クリアランス(121.85) ↓ グランド(121.80) ↓ タワー(118.85) ↓ デパーチャー(120.00) ↓ TOKYO CONTROL 三河セクター(125.70) ↓ TOKYO CONTROL 紀伊セクター(133.50) ↓ 洋上管制 |
洋上管制 ↓ TOKYO CONTROL 紀伊セクター(133.50) ↓ TOKYO CONTROL 三河セクター(125.70) ↓ アプローチ(121.05) ↓ タワー(118.85) ↓ グランド(121.80) ↓ |
セントレア航空管制受信感度NEW | |||||
飛行場 | 管制 | 航空機 | 無線機:IC-2720 アンテナ:GP(4m高) セントレアから 南西40km 了解度 1〜5 信号強度 1〜9 受信不可 − |
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CLR | クリアランス | 121.85Mhz | 59 | 51〜59 | |
GND | グランド | 121.80Mhz | 51 | 51〜59 | |
TWR | タワー | 118.85Mhz | 53 | 51〜59 | |
DEP | デパーチャー | 120.00Mhz | 59 | 59 | |
APP | アプローチ | 121.05Mhz | 59 | 59 | |
東京ACC |
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東京ACC | 三河 | 125.70Mhz | 59 | 59 | |
東京ACC | 紀伊 | 133.50Mhz | 51 | 51〜59 | |
東京ACC | 東海 | 123.90Mhz | 55 | 59 | |
東京ACC | 関東南A | 123.70Mhz | − | 59 | |
東京ACC | 関東南B | 125.90Mhz | − | 59 | |
東京ACC | 関東西 | 120.50Mhz | − | 59 | |
カンパニー |
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JAL | エンルート | 131.90Mhz | 59 | 59 | |
JAL | ターミナル | 131.85Mhz | 57 | 51 | |
JAL | エンルート | 129.15Mhz | 51 | 59 | |
JAL | エンルート | 128.50Mhz | − | 59 | |
JAL | ターミナル | 130.10Mhz | − | 59 | |
ANA | ターミナル | 130.60Mhz | 53 | 51〜59 | |
ANA | エンルート | 129.65Mhz | 59 | ||
地上業務 | |||||
JAL | 372.45Mhz | 51〜55 | − 〜51 | ||
ANA | 149.53Mhz | 59 | − |
2、カンパニーレディオ
カンパニーラジオ(航空機が自社のデスパッチセンターと業務連絡を行う。日本語が主。AMモード) | |||
日本航空 | 131.90Mhz | エンルート | ジャパンエア愛知 |
131.85Mhz | ターミナル | ジャパンエア名古屋 | |
全日空 | 130.60Mhz | ターミナル | 全日空中部 |
エンルート:飛行中のパイロットと地上スタッフの間で行われる交信で、飛行ルートの気象状況や到着 地のハンドリング情報などをやりとりする。 ターミナル:出発準備中のパイロットと地上スタッフが、旅客や貨物情報のやりとりをする。 |
3、地上波業務無線
地上波業務無線(グランドホステスさんが空港内の連絡に使う業務無線。FMモード) | ||||
日本航空 | 372.45Mhz | JALナゴヤRCセンター・JALナゴヤKI・JALナゴヤKD・JALナゴヤサテライト・JALナゴヤオペレーション・ドメスカーゴ・インターカーゴ・・・などのコールを聞くことができます | ||
全日空 | 149.53Mhz | 全日空常滑ローコン・キーマン・ | ||
各航空会社のスタッフが行っている無線交信を聞くことができます。搭乗開始時刻、貨物状況、スポットチェンジなど地上業務のあらゆる交信が行われています。最近はデジタル化が進んでいるようですが、幸いにもセントレアは名古屋空港と同様、アナグロでしたので普通のレシーバーで受信可能です。 |